TARANGO(タランゴ)より、ヤシの木の繊維で1つ1つ手作業で編みこまれた、バケツ型の大きなかごバッグをご紹介。
TARANGO(タランゴ)社は1989年にバングラディッシュの首都、ダッカで創設された非営利のNGO-NPO団体。そのビジョンは、女性の貧困を救うためには経済的自立が必要不可欠という考えかたに基づき、貧富の差が激しいバングラディッシュにおける女性の地位向上を狙い、様々な分野で彼女らに技術を身につけてもらい、自立、スキルアップを促し、さらに教育も受けれるようにして、発展途上国全体の経済を活性化させるというもの。TARANGO社のジュートバッグ生産はその核となる活動の一つで、仕事を求め首都ダッカへの集中が広がる中、格差の広がる地方の貧しい女性に生産技術、工芸、販売を促し、フェアトレードによって対等な報酬を支払い彼女らの生活基準を押し上げていくというものです。
こちらはヤシの木の繊維を用いて、1点1点手作業で製作されるTARANGOの大き目なかごバッグ。
バケツ型に楕円形の広がりが美しいフォルムで、インパクトもありながら荷物をたっぷり入れられるサイズ感というのが大きな魅力。
ハンドルはコットン生地のカバー付きで、手で持った際にも優しい肌当たり。
バッグのサイズに合わせた、巾着状のインナーバッグ付きで、それを使用することで中身も見えなくなるので安心。
収納に関しては、夏場の一日分の着替えや2リットルのペットボトルも余裕で入ります。
スーパーへのお買い物の際や、家族分のお弁当を入れたピクニック、ランドリーバッグとして使用したり、お部屋の収納バスケットとしても使える汎用性の高さも魅力です。
本体に用いている素材は、ヤシの木が原料の、強度と柔軟性に優れていながら軽量なPalmfiber(パームファイバー)。
Palmfiberの産地はバングラデッシュの中北部の要衝の街、Bogura。
Bogura近辺はバングラデッシュでも特にヤシの木が多い場所で、道端に普通に生い茂っています。
Palm = ヤシ、普通ヤシというとココナツヤシを思い浮かべますが、バングラデッシュで多いのはデーツが取れるナツメヤシとPalmfiberの原料になるオウギヤシ(俗称パルミラヤシ)。
そのヤシの、幹と葉ができる枝の付け根部分をPalmfiberの材料として使います。
切り取った材料の枝部分は2週間から1ヶ月ほど水に付けて柔らかくしておき、取り出してから叩いて、ヤシ原木をほぐします。
Palmfiberの完成品の色に個体差があるのは材料を水に付けておく期間に大きく作用されるもので、水につける期間はその時の天候によって変わります。
また、Palmfiberは時間がたつにつれベージュが濃くなっていき、その経年変化も楽しめます。
持つだけで可愛らしくて、春夏っぽい軽やかな季節感のあるコーディネートに仕上げてくれる、インパクトのある大き目かごバッグです。
均整が取れているわけではなく、ひとつひとつ個性のあるハンドメイドならではのホッコリ感と、バングラディシュの女性の経済的自立を支えるためのフェアトレードというのもポイントになってくるかと思います。
是非ご検討ください。
※こちらの商品は全て手作業によるハンドメイドです。そのため、寸法に個体差があり、形、編み目に歪みや傾きがある場合がございます。また、かごの編み始め・編み終わりがあり、表と裏で編み目が若干異なります。素材に関しましては、部分的にささくれや割れ、濃淡差、シミや細かな黒点のある部位などがあります。予めご了承くださいませ。
◆実寸サイズ
(FREE)/高さ約約32cm/最大横幅約45cm/底マチ約19cm
ハンドル高さ約12cm/重量約302g
◆素材:本体(パームファイバー)
インナーバッグ、ハンドル(綿100%)
◆カラー展開:NATURAL×BLACK
◆生産国:バングラデシュ