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ファッション用語集【タ行】




▼タ行






タイダイ「Tie dyeing」 タイ・ダイイングの略。絞り染め。

タイロッケンコート「Tielocken coat」 ボタンがなく、ベルトを締めて着るラップ式のダブル・ブレスト・コート。もとはイギリスのバーバリー社のオリジナルデザインで、綿やウールのギャバジンで作られることが多い。トレンチコートはこれが派生したものとも言われる。

ダウン「Down」 「水鳥の綿毛(わたげ)」の意味。特にガチョウやカモの羽の下や胸などの柔らかい羽毛をいい、厳密には「小さな元羽軸とその先端部から派生した2本以上の羽枝からなる水鳥の羽毛で、幹羽軸がないもの、およぼ幹羽軸が明瞭でないもの」をさす。ダウンの量が多いほど柔らかく、嵩高(かさだか)性があり、フェザーが増えると硬く重くなる。

ダーツ「Dart」 人体の立体的な丸みに沿わせるために、布の一部をつまんで縫い消したつまみ。

タック「Tuck」 「布を織り込む、ひだを取る、つまむ」の意味。つまみ部分を消すダーツと違って、タックはつまんで留めるだけでひだとして残る。立体的なシルエットを作る他、運動量や装飾性など様々な目的を兼ねて用いられる。

ダッフルコート「Duffle coat」 ダッフルは起毛した厚手のウール素材のことで、ベルギーのアントワープ近くの地名に由来する。この素材を使ったフード付きショートコートをいう。トグル(留め木)ボタンを細いロープに掛けるのが元来のスタイル。もとは北欧の漁民が着ていたものを、第二次世界大戦でイギリス軍が採用し、それから一般化した。

ダンガリー「Dungaree」 デニムに似た綿綾織物。一般にデニムよりやや薄手で、経糸に晒糸、緯糸に染め糸を使う。これに対してデニムは経緯の糸使いが逆である。






チェスターフィールドコート「Chesterfield Coat」 イギリスのチェスターフィールド伯爵が最初に着たと言われるオーバーコート。最もフォーマルなコートとされる。シングルブレスト、上衿にベルベットを被せたピークドラペル、フライフロントの打ち合わせ、胸にウェルテッドポケット、両脇にフラップポケットのディテールが本格的。シングルの他、ダブルブレストもある。

チェーンステッチ「Chain stitch」 縫い目の裏側が鎖(チェーン)のように繋がっているように見える縫製方法。ビンテージタイプのジーンズの裾の縫製によく見られるステッチ。環縫い。鎖(くさり)編。縄(なわ)編。

千鳥格子「ちどりごうし」 格子の一つ一つの柄が、千鳥の飛ぶ様子に似ていることからこのように呼ばれている。ハウンドトゥースと同義語。

チノ「Chino」 綿の双糸を使った丈夫な綾織物。チノ・クロスとも言う。第一次世界大戦の時に、フィリピン駐留の米軍が軍服用の生地として中国(china)から購入したところから「チノ」と言われるようになった。カーキ色などに染めて、軍服や作業服、ユニフォーム、カジュアルウェア、ウェザーコートなどに用いられる。

チャッカブーツ「Chukka boots」 2~3個のアイレット(鳩目)が付いた、踵(かかと)が隠れるくらいのブーツ。代表的なデザインにデザートブーツがある。チャッカはポロの試合時間の一区切りをさす単位で、ポロ競技用のシューズに似ていることからこの名が付いた。

超長綿「Extra long staple cotton」 繊維長が35mm以上の非常に長い綿。近年の高級化志向によって長綿(28mm以上)よりもさらに繊維の長い綿の需要が強くなり、従来はエジプト綿のギザ45や海島綿(かいとうめん)が超長綿とされていたが、ペルー、アメリカ、南イエメン、モロッコ、中国、インドなど世界各国で超長綿の栽培が行われるようになった。シルクのような光沢、軽くてソフトなタッチ、吸湿性の良さなどが特徴の高級綿糸。






ツイード「Tweed」 太めの紡毛糸で粗く織られた素朴な感じの厚地織物の総称。平織りもあるが、ほとんどは霜降り調の綾織、または杉綾であり、縮充、起毛をしないので、綾目がはっきり表れる。主な用途はカジュアルまたはカントリー調のジャケット地やコート地。

ツイル「Twill」 綾織の意。ウール、綿、ポリエステル、ナイロン、アセテートなどの細い糸で織った密度の高い綾織物の総称。





ディアスキン「Deerskin」 鹿の革。柔らかく、しなやかで丈夫。日本では日本では馴染みの深い革で、古くから武具、喫煙具などに利用されてきた。

デッキシューズ「Deck shoes」 デッキは「船の甲板」の意味で、甲板で履く靴をさす。底面は滑りにくいゴム製で、アッパーは通常、防水性を考慮して革の場合はオイルを染み込ませている。

デニム「Denim」 綾織の厚手綿織物でジーンズの代表的な素材。いわゆるブルーデニムは経糸(たていと)にインディゴで染めた10~14番手の双糸、緯糸(よこいと)に経糸より細目(12~16番手)の晒糸が使用され、経糸が表面に多く浮くので、表はブルー、裏は白っぽく見える。フランス語のサージ・ド・ニーム(ニームで織られたサージ)がなまってデニムになった。

テーパードパンツ「Tapered pants」 テーパードは「先細りになる」の意味。腰からヒップ、太腿のあたりまではゆったりとしていて、裾口に向かって先細りになるシルエットのこパンツを言う。

テンプル「Temple」 額と耳の間の部分で、こめかみのこと。眼鏡のつるのことも言う。





トゥ「Toe」 靴のつま先部分のこと。

透湿性「とうしつせい」 人体の表面から発散された湿気(汗とその蒸気)を衣服の裏側から表面へ繊維を伝って透過させ、外部へ放散させる性質。吸湿性のある天然繊維や再生繊維には透湿性があり、合成繊維のように疎水性のある繊維は透湿性は少ない。

トップ染め「Top dyeing」 羊毛の先染めの一種で、糸に撚る前のトップの段階で染色すること。糸の中心まで染まっているので染色堅牢度が高く色に深みがあって色ムラもないことから、トップ染めの糸は高級糸とされている。

トラウザーズ「Trousers」 イギリスでの「長い丈のパンツ」の呼称。19世紀まで王室や貴族はふくらはぎ丈のパンツを着用していたが、それがくるぶし丈になった時こう呼ばれるようになった。アメリカのパンツ、スラックス、フランスのパンタロンと同意。

トラディショナル・スタイル「Traditional style」 伝統的な生活スタイル、またはそこから生まれたファッションをさす。狭義にはアメリカ東部のメンズウェアのスタイルを言うが、広義にはブリティッシュ・トラディショナルや現代的にアレンジしたソフト・トラッドなど、全てのトラディショナルおよびトラディショナル感覚のスタイル、同じテイストを持つ女性向けファッションも含む。トラッドとも言う。

ドリズラージャケット「Drizzler jacket」 ドリズラーは「こぬか雨、霧雨」の意味で、ゴルフプレイヤーが雨除けに着用したジャンパー。日本でスイングトップと呼ばれるジャンパーのことでアメリカで用いられる用語。アメリカのスポーツウェアメーカーのマクレガー社が開発した商品名でもある。

トリミング「Trimming」 衣服の端をきれいに仕上げることで、バイアス布、テープなどの別布、毛皮、革などで縁どりして飾ること。また、そのデザインを言う。パイピングや細かいフリルの縁どり、ひだ飾りなどが代表的。トリミングには「整頓、整理、こぎれいにする」などの意味がある。

ドルマンスリーブ「Dolman sleeve」 ドルマンは元々トルコ人の着用するコートの名称。その袖に似て袖ぐりが深くたっぷりあり、袖口で細くなっているものを言う。身頃から裁ち出されたもの、マチ入りのもの、切り替えられたものなどがある。

ドレープ性「Drape」 ドレープは「生地を優美なひだになるように垂らす」または「衣服の生地部分に出る自然なたるみやひだ」の意味。美しいシルエットに見せるために、意識的にドレープをデザインすることもある。ドレープ性という場合は生地を垂らした時に自然に美しいドレープが出る性質を言う。

トレンチコート「Trench coat」 トレンチは「塹壕(ざんごう)」の意味で、イギリス軍が塹壕で着用した防水コートが始まり。デザインは両肩に付いたエポレット(肩章)、ストームフラップ(防風雨用の当て布)、背中のケープ・バック(ケープのような当て布)、チンストラップ(雨除けの顎布)、ベルトの付いたD環(水筒などを吊るす金属の輪)、ダブルブレストの打ち合わせなどが特徴である。

ドロップショルダースリーブ「Dropped shoulder sleeve」 通常の袖付け線よりも下がった位置に付けられた袖。肩からずり落ちたような感じになっえいることからこう呼ばれる。




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